2012/03/17

アーティストが生まれるとき

浪速の男子高校生との合宿のよーな生活、2週目を迎えています。
曲創りも遅れ、当初の予定とは大きくずれてしまってますが、いまは太陽を育てる時期だ、と、じっくり構えようと思います。

3月も中旬に差し掛かり、そろそろひとつの答えを見つけなければと思っていた頃でした。
まだギター歴4ヶ月の浅さで私のところへやってきた中道くん。
作曲がしたくて、シーケンサー導入が目的でうちまで勉強に来た。
時代背景なのか、コードも知らないしコピーの仕方も違う。
でも、この直感だか運命だかに突き動かされる感覚はいつ以来だろうか・・
大阪でご家族やバンドのみんなとも会い、その見事な調和を感じた。

この1週間自由に作曲に励み、彼にはその才能があることがはっきりした。
すごい集中力。まわりが見えないぐらい、音楽に関わることしか考えていない。
私にとっては、目に入れても痛くないぐらい可愛くて、そんな想いを感じさせてくれた貴重な存在なんですけどね、才能があるとわかった以上、時には厳しいことも言わなくてはなりません。

自分の周囲のすべての人達を、オーディエンスだと思うこと。

作品は、愛する人達のことを想うから生まれるもの。
だから作家も作品も、周囲の反応を求めてしまう。
でもね、答えは自分の想いの中にあるもの。
そしてオーディエンスこそ、何を聴きたいか自由に選べる存在であるべきなのだ。

そのギャップを感じた時に、スランプは生まれる。

誰かの絶賛を待っていては、プロは通用しない。
自己満足でも、通用しない。
まわりをよく観て需要を感じ取ること。
あなたがそのレベルにあることを私は知っているからね。自分を信じて。



一昨日の朝から、コクーンのキーボード担当むーも東京へやってきました。
まるでサーバルキャットと、おとなしい大型犬のよーなコンビ。(笑)


うちのCUBASEは、縦横無尽にいじくられてきっと満足していることと思う。
10本ぐらい手が必要なドラムを叩かされてるBatteryもね。(笑)

私はと言うと、毎日ごはん作るのが楽しすぎます・・・ww
とっても新鮮な、音楽三昧な日々です。