2007/07/31

7月が終わる

にょろ。
ここにはリアルな日常を綴りたいと思っておりまする。
と同時に、幸せを感じるブログでありたいと思っておりまする。
がしかし、、いくら日頃、多幸感の豊富な私でも、太刀打ちできないほど、むなしいこともございまする。。

父は今、腎不全の他に結核菌とも闘っています。
「結核」というと、かつての国亡病のイメージがあるかもしれませんが、画期的な抗結核薬が登場し、結核の脅威が過去のものと思われ始めてました。それも束の間、多剤耐性結核菌の出現により、実は今だに世界的に猛威を振るう感染症のひとつとして君臨しているでした。

父は幸い(?)肺外結核で、隔離されての入院治療は要しません。
だけど、悔しいことに、耐性結核菌の可能性がでています。。
そろそろ薬の量を減らせるのでは、と期待していたのですが、減らせるどころか、もう投与4ヶ月になるのに、菌が死滅していない。そもそも透析患者のため、ストレプトマイシン(SM)とエタンブトール(EB)が使えない。そして頼みの綱である特効薬のリファジンカプセル(リファンピシン RFP)がどうも効いていないようである、と昨日の面談で主治医から言われてしまったのでした。

わぉぉぉぉぉおおおん。(T T)

・・・しかし、それよりもむなしいのは、当の父が、すでに闘病の意欲はなく、心も身体もすっかり弱りきっていることなのでした。
そしてとうとう昨日、シャントも詰まってしまいました。
(シャントとは、血液透析を受けるための動脈と静脈を繋いだ血管のこと)

再びシャント手術を受けるのが当然の選択なのですが、露骨に透析を嫌い、闘病の意欲のない父のことなので、今日、医師から「家族として今後の治療をどう選択したいか」といった感じの意思確認がありました。。

透析を止める=死を意味するわけですから、母と私がそんな選択を取れるはずもない。
透析経験のない私たちには、なぜ、父がそこまで透析を怖がるのか理解ができない。

もはや子供のように、ただただ私たちの手を取って不安ばかりを訴える父に、施しようのない思いだけが空回りするのでした・・・