2008/04/02

桜、祈りの実り

昨年の夏、自分の命があと残り少ないことを覚っていた父は、蚊をたたくのもためらって
「はかない命だねぇ」とつぶやいた。
ひとりに1つずつの命。私も自分の命をだいじにしなくちゃ。

いまこの瞬間も、たった1度の時の流れ。
そうだ、桜が観に行こう。 この街の、祈りの実り。
1年にほんのひと時の、この華やぎのために、この街にもたくさん桜が植わっているのだから。

桜、祈りの実り