2010/10/02

ハーブ&ドロシー

見切り発車しないようにと、映画を観るまでは黙ってようかと思ったんだけど、私にとって「ハーブ&ドロシー」を知ってしまったことは間違いなく重大な事件だったので、多くの方が見逃さないよう、これは書かねば!

ということで、ひさびさにつぐみんぐ更新です。(^^ヾ



この映画「ハーブ&ドロシー」を知ったのは半月ほど前、asahi.comのこちらの記事でした。↓
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY201009150242.html

この記事に衝撃を受け、ためしにTwitterでも監督の名を検索してみたら、しっかり本名で登録されていたのでした。しかもまだその時はフォロワー数400前後で、ご自身がフォローされている数のほうが多いぐらい。これはチャンスだ!(笑)、とばかりに即フォロー。そしたらすぐにフォロー返しをいただきました。(^O^)

というミーハーな話はさておき・・(^^ヾ

この「ハーブ&ドロシー」は、ニューヨーク在住の現代アートのコレクターさんご夫妻のドキュメンタリーなのですが、アートのコレクターのイメージを覆す、いや、あらゆるもののコレクターやおたっきーな人々を勇気づける(笑)、実にすごい話なのです。
私がここでつべこべ言うよりも、監督の佐々木芽生さんのインタビューと予告編を観るだけで、その感性を持っている人には魂を揺さぶられるような衝撃があるでしょう。

ところがこの映画、あたった日本の配給会社すべてに断られたんだそうで、自主上映というスタイルを取っており、初めの頃の地球交響曲同様、観た方たちの口コミが頼りの状況なんですね。
現在決まっている上映も、今月17日に上野で、そして来月中旬からのイメージフォーラムでの上映と、わずかしかないようです。しかも、まだチケット余っているという、、、!
あまりにももったいない。
昨日から佐々木監督が日本に帰国しており、私は今日、東京藝大で行われたトークイベントに参加したのですが、そこでハイライト版の上映と監督から撮影秘話などが語られたのですが、わたくしもう、ツボにはまりまくり。(笑)
とりあえず何からみんなに伝えようか、というぐらい、今日は熱い気持ちで帰ってきました。

映画は17日の先行上映を観に行こうと予約しているんですが、その前に15日の柏市でのトークショーも行きたいじょ。ついでに流山電鉄に乗ってこれるし(笑)。
ジャーナリストである佐々木監督の語り口がとても知的で、無駄がなくわかりやすい。
編集や音楽にもユーモアがあり、そしてなにより、とても愛があるんです。

私はIsland Galleryを通してアートを買っている側でもあり、ミュージシャンとして人々に自分の音楽を買ってもらう側でもある。
今まで考えたこともなかったけど、もし20年後、30年後、「つぐみさんの音楽はすべて持っています」なんて言ってくれる人が現れたら、私は感謝で泣き崩れるに違いない。
「ハーブ&ドロシー」の存在が現代アートのアーティストたちにどれほど励みを与えてきたことだろう。



映画『ハーブ&ドロシー』

《先行上映》
日 時:10月17日(日)第1回 11:00 ~ 13:00 / 第2回 14:30 ~ 16:30
会 場:東京国立博物館平成館大講堂
http://artlink.jp.org/2010/event/herb-and-dorothy.html


Tシャツを買って、パンフレットをいただきました。
応援の意味もあるんだけど、現在88歳のハーブと75歳のドロシーをしっかり心に刻みたくて。

佐々木芽生監督のサインもいただいたじょ。
にょほ♪ ミーハー♪